安倍首相「アベノミクスやめると暗い時代に戻る」→事実はアベノミクス前に戻るだけで家計が大幅に改善する、アベノミクスで家計消費は激しく落ち込み9か月連続マイナス

  • 2016/7/1
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NHKの報道です。

5月の消費支出 実態として9か月連続減少
NHKニュース 7月1日 8時39分

総務省が発表した「家計調査」によりますと、5月の家庭の消費支出は、交際費や住宅の修繕などへの支出が減少したことから物価の変動を除いた実質で、前の年の同じ月を1.1%下回りました。2月がうるう年で1日多かった影響を考慮すると、実態として9か月連続の減少となります。

総務省が発表した「家計調査」によりますと、5月の消費支出は、1人暮らしを除く世帯で28万1827円と、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月を1.1%下回り、3か月連続で減少しました。2月がうるう年で1日多かった影響を考慮すると、実態として9か月連続の減少となります。

これは、交際費や住宅の修繕への支出が減ったほか、熊本地震などの影響を受けて国内での旅行費や宿泊料への支出が減ったことが主な原因です。

また、合わせて発表された自営業者などを除く勤労者世帯の5月の収入は42万6805円と、物価の変動を除いた実質で、前の年の同じ月を0.3%下回って3か月ぶりに減少しました。総務省は「消費は弱い状況が続いている」としています。

 

総務省「家計調査」のデータから、年ごとでグラフを作ると以下になります。

安倍首相は、下にあるように、「アベノミクスのエンジンを最大限にふかし」とか、「この道を。力強く、前へ。」などと、参院選挙戦でいま言って歩いていますが、アベノミクスのエンジンをさらにふかしてこの道を前へ進んでしまったら、家計は大変なことになってしまいます。安倍自民党の選挙公約に「GDP600兆円」「戦後最大のGDPを目指します」というのがありますが、GDPの6割を占める家計支出をこれだけ落ち込ませておいて、よくも言えたものだと思います。

あわせて、総務省「家計調査」のデータから四半期ごとの長期でグラフをつくってみたものが以下です。2014年1~3月期の消費税増税前の駆け込みによる家計支出以外は、アベノミクスで下がりっぱなしであることが分かります。

それから、今回直近の今年の5月の速報データを入れた月ごとのグラフが以下になります。

上のグラフにあるように、直近の今年5月の家計消費支出は93.0(速報値)です。アベノミクス前の2012年12月が98.8ですから、5.8ポイントも減少しているのです。いま安倍首相は参院選挙戦の街頭演説で民主党政権時代を指して「アベノミクスをやめてあの暗い時代に戻っていいのか」などと言っていますが、アベノミクスをやめて民主党政権時代に戻るだけで、家計消費支出は5.8ポイントも回復するのですから、まったくのデタラメを言っているわけです。

そして、下のグラフは、日本経済新聞6月28日付に掲載されたグラフです。この上に、消費税率を8%から10%に上げてしまったら、どんなに大変な事態になるか、誰の目にも明らかでしょう。

井上 伸月刊誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、福祉国家構想研究会事務局、月刊誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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