「パナマ文書:オフショアの犠牲者」日本語版◆タックスヘイブンの犠牲者=空爆の樽爆弾で命奪われる子どもら市民・人身売買される少女ら子どもたち・医療と社会保障の貧困で命落とす各国市民

  • 2016/4/13
  • 「パナマ文書:オフショアの犠牲者」日本語版◆タックスヘイブンの犠牲者=空爆の樽爆弾で命奪われる子どもら市民・人身売買される少女ら子どもたち・医療と社会保障の貧困で命落とす各国市民 はコメントを受け付けていません。

「ATTAC関西グループ」のブログからです。

動画「パナマ文書:オフショアの犠牲者」日本語版
「ATTAC関西グループ」のブログ 2016年4月11日

パナマ文書の衝撃はますます拡大しています。アイスランド手書の辞任に続き、イギリスのキャメロン首相も追い詰められつつあります。世界の金持ちと権力者が不当に税金逃れをして、巨額の資産を隠していたことが事実として明らかになりました。

パナマ文書を調査・公表した国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)のサイトに、「パナマ文書:オフショアの犠牲者」という動画が公開されています。ATTAC関西で、この動画に日本語字幕を付けました。是非ご覧ください。なお、画像下のリンクからyoutubeに入り、字幕設定をオンにしてご覧下さい。

(注)オフショアとは、規制が非常に少なく、「国外からの所得」に対して所得税や法人税が安いかまったくかからない「国」や自治権を持った「地域」の金融マーケットのことです

 

それで、ぜひYouTube動画「パナマ文書:オフショアの犠牲者」日本語版を視聴していただきたいと思いますが、テキストでも読めるように以下、キャプチャ画像とともに紹介させていただきます。

過去3年超で、シリア空軍は2万2千人以上の人々を空爆で殺した。

彼らの身体は、樽爆弾の爆発により引き裂かれた。

ミサイルが住居、会社、バス停、病院にさえ落下した。

これらの戦争犯罪ははっきりと記録されてきたが、オフショア金融の影の世界によって演じられた役割はそうではなかった。

裏でこっそりと、オフショアのタックスヘイブンを利用している企業がシリア空軍に燃料を提供したことで制裁を受けた。2014年、イギリスとアメリカを含む複数の政府がこうした企業との取引を禁止した。

しかし、新たな国際的調査により暴露されたことは、シリアでの攻撃が続いていたとき、パナマの法律事務所がこれらの活動を手助けしたということだった。

フォンセカ法律事務所は、拡大する秘密のオフショア産業のキープレーヤーだ。

そこでは、世界の金持ちや権力者が遠隔地にダミー会社を設立することで、自分たちの資産を隠し、法を回避していた。

300人以上のジャーナリストがフォンセカ法律事務所からリークされた何百万もの記録を調べた。賄賂、武器取引、税金逃れ、金融詐欺、違法薬物取引に関わっている顧客のリストを暴露するために。

送り状やメール、書面の背後に真の犠牲者がいる。

ロシアでは、実業家たちが13歳の孤児の少女を誘拐し、レイプした後、他人にセックスのため売り飛ばした。

犠牲者の衝撃的な証言「このレイプの後、私は全身が痛かった。男性を恐れるようになった。男はたった一つのこと、つまり私とセックスすることだけを望んでいるかのように感じた。養親に引き取らたとき、養父の近くに一人でいると、まるで養父が私をレイプするのではないかと感じた」

首謀者とされた者の一人はフォンセカ法律事務所の顧客だった。

法律事務所は自分の顧客が小児性愛者だとわかると、彼のオフショア取引行動を当局に報告する法的義務はないと決定した。

ウガンダでは、有望な油田を売りたがっていた企業が、フォンセカ法律事務所に4億ドルの税金を逃れるための手助けを求めた。

それは簡単な書類上の仕事だった。

その企業の所在地が、あるタックスヘイブンから別のタックスヘイブンへと移された。

3人に1人が1日1.25ドル以下で生活している国では、4億ドルは政府の保健予算1年分に相当する。

ウガンダはその企業に税金を払わせようと何年も裁判をしてきた。

一方、油田に隠れて、病院は最も基本的な器具を購入する予算さえなかった。

患者は床の上に寝かされ、自分たちのために使われる減菌手袋や医療用綿のような医療用品を持ってくるように求められた。

ウガンダの産科患者の証言「私にとっては驚きでした。なぜならこうした器具は保健センターに備えられていると期待していたからです。しかし何もありませんでした。看護師は『あなた方は帰って』と言って、私たちを追い出し、帰宅させるのです。命を落としたり、赤ちゃんを亡くした女性もいました」

ウガンダは世界で乳児死亡率が最も高い10か国の一つである。良質の医療にアクセスできないのが理由だ。

オフショア産業は最近、このような疑惑を持たれる行動のために、批判にさらされてきた。

しかしモサク・フォンセカのような法律事務所は、秘密のベールの背後で顧客が活動するのを手助けてきた。

影の世界が明らかにされるまで、国際的犯罪者は取引を続けるだろう。

税金逃れが横行し、爆弾が落とされ続けるだろう。

モサク・フォンセカは、心得顔で「シリアに関係する個人がダミー会社を使うことは認めていない」と言った。その法律事務所は「速やかに疑わしい行動は報告するし、当局には協力する。税金逃れのような違法行為を隠す目的で、方策を提供することはしない」と言う。

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★国公労連の月刊誌『KOKKO』(堀之内出版)

▼『KOKKO』2015年9月号 創刊号
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非正規国家公務員をめぐる問題――歴史、現状と課題
早川 征一郎 法政大学名誉教授
座談会 官製ワーキングプア 国が生む貧困と行政劣化
山﨑 正人 国土交通労働組合書記長
竹信 三恵子 和光大学教授/NPO法人「官製ワーキングプア研究会」理事
鎌田 一 国公労連書記長
ハローワークで働く非常勤職員
〈創刊記念インタビュー〉
根深い自己責任論と無責任な安倍政権の「安保法制」
――他の国に代えられない憲法9条による国際貢献を
平野 啓一郎 作家
〈連載〉国公職場ルポ 第1回
[日本年金機構の有期雇用職員]
8,000人雇い止めと外部委託で年金個人情報はダダ漏れ
藤田 和恵 ジャーナリスト
〈連載〉ナベテル弁護士のコラムロード 第1走
「ゆう活」に見える安倍政権のブラック企業的体質
渡辺 輝人 弁護士
〈リレー連載〉運動のヌーヴェルヴァーグ 藤田孝典⑤
労働組合はもう役割を終えたのか ―労働組合活動の復権に向けて―
藤田 孝典 NPO法人ほっとプラス代表理事
〈連載〉スクリーンに息づく愛しき人びと その1
階級連帯の内と外──『パレードへようこそ』ほか
熊沢 誠 甲南大学名誉教授 ほか

▼『KOKKO』2015年11月号 第2号
〈特集〉2015年人事院勧告
国家公務員賃金の社会的な意味
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[連載]国公職場ルポ 第2回
[社会保険庁職員525人の不当解雇]
年金スキャンダルの報復とクビ切りの実験台
藤田和恵 ジャーナリスト ほか

▼『KOKKO』2015年11月号 第3号
〈特集〉疲弊する研究現場のリアル
〈座談会〉悪化する研究環境とポスドク若手研究者の無権利
国立研究機関で働くポスドク当事者
榎木英介 科学・技術政策ウォッチャー
早稲田問題のその後
松村比奈子 首都圏大学非常勤講師組合委員長
国立大学の運営問題と人文系学部廃止騒動について
「戦争法」と急進展する軍事研究
――国立研究機関アンケートから研究者の社会的責任を考える
池内 了 名古屋大学名誉教授
[連載]国公職場ルポ 第3回
[年金機構の正規職員とブラックな外部委託]
メンタル疾患の悪循環と社員110人に賃金未払い
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インタビュー
戦争法廃止の展望と安倍政権の野望
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SEALDs KANSAI塩田潤さんに国公青年が訊く
戦争法と各行政
無権利な自衛隊員と戦争法
安全配慮義務違反の戦争法発動
菅 俊治 日本労働弁護団事務局長/弁護士
[連載]国公職場ルポ 第4回
[ハローワークの非常勤とダンダリン(監督官)]
―非常勤をパワハラ雇い止めするハローワーク
ブラック企業に説教するブラック労働行政
藤田和恵 ジャーナリスト ほか

▼『KOKKO』2016年1月号 第5号
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〈霞が関で働く国家公務員座談会〉
霞が関不夜城で3千人が過労死の危機
「ゆう活」実態アンケートの結果について
個人番号制度と国家公務員
[連載]国公職場ルポ 第5回
[国土交通省東北地方整備局]
―人と予算足らず「官から民へ」のPPPで震災復興
旭化成建材の杭打ちデータ偽装と同様の危険性も
藤田和恵 ジャーナリスト ほか

▼『KOKKO』2016年2月号 第6号
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日本の公務員賃金
「決め方」「水準」「支払い方」と労働基本権
早川征一郎 法政大学名誉教授
国家公務員のキャリア組ってなに?

▼『KOKKO』2016年3月号 第7号
〈特集〉被災地の公務員
インタビュー
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〈特集〉被災地の公務員
福島原発の廃炉・除染作業に従事する労働者を守るため奔走
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東日本大震災から5年、国土交通省の職場は ほか

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誰が「橋下徹」をつくったか
松本 創 フリーライター インタビュー
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官製ワーキングプア化する委託労働者
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藤田孝典 NPO法人ほっとプラス代表理事
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▼『KOKKO』2016年6月号 第10号
〈特集〉国立大学クライシス
学生を苦しめる高学費・奨学金ローン地獄
国立大学法人化で論文数減
経済界主導の「大学改革」
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井上 伸雑誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、福祉国家構想研究会事務局員、雑誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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