女性の国会議員が世界で一番少ない日本、「女性が働きやすい国ランキング」でワースト3
- 2016/3/9
- 女性差別
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昨日(3月8日)、国際女性デーでしたので、女性差別問題にかかわっての新しいデータが公表されています。クリッピングしておきたいのでアップします。
まず、イギリスのエコノミスト誌が、「女性が働きやすい国ランキング」を発表しています。上のグラフにあるように、データのあるOECD29カ国の中で、日本は27位、ワースト3位です。日本は「女性が働きにくい国」ということです。
それから、OECDが、2015年の各国の国会議員に占める女性の割合を発表しています。その数字をグラフにしたものが上です。OECD34カ国以外の国も含めて日本がいちばん少なくなっています。ブラジルはOECD加盟国ではないので、OECD加盟国34カ国に限ると女性の割合が10%に達していないのは日本だけです。さかのぼって見てみると、2011年から5年連続OECD加盟国の中で女性割合が最低となっています。下のグラフは、OECD34カ国平均と日本の女性割合の推移を見たものですが、日本はこの20年ほど、OECD平均の3割程度の低い女性割合しかないままずっと推移しているわけです。
1946年4月10日に、日本において初の女性参政権が行使されてから、今年は70周年となります。それを記念して下にあるシンポジウムも開催されます。世界で女性がいちばん少ない日本の国会が、日本を「女性が働きにくい国」にしている要因のひとつでしょうから、「女性が働きやすい国」へ変えるためにも、「女性を議会へ 本気で増やす!」ことが必要だと思います。