#TPP反対と言ったの私だ =安倍首相と自民党衆院議員の84.3%がTPP反対(2012年総選挙時、共同通信調べ)=安倍首相ひきいる自民党はウソつき集団
- 2016/4/9
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TPPをめぐる内田聖子さんの一連のツイートです。
政府はいくら野党が質問しても「交渉の経緯は一切お話できません」の一点張りだが、その一方で交渉に議員として深く関わりその中身もある程度知っている西川氏は本を出版。こんな馬鹿な話はない。しかもゲラまで見せられ、問われても西川氏は「私は委員長なので答える立場ではない」と。
— 内田聖子/Shoko Uchida (@uchidashoko) April 8, 2016
— 内田聖子/Shoko Uchida (@uchidashoko) April 8, 2016
これがTPP甘利・フロマン交渉経過の黒塗り資料だ https://t.co/5XGzs7PvhP #民進党 pic.twitter.com/nap9SG3zAZ
— 民進党 (@MinshintoNews) April 8, 2016
TPP国会審議が、西川氏の出版問題などで紛糾し中断していることを見て、うんざりしている方も多いだろう。「そんな問題より早くTPPの中身や関連法案の議論」をしてよ、と思う方もいるかもしれない。しかしこの秘密問題は、決して西川氏の出版問題に矮小化してはいけない、まさにTPPの本質だ。
— 内田聖子/Shoko Uchida (@uchidashoko) April 8, 2016
TPP交渉を5年以上現場で見てきた立場から言えば、TPPの秘密主義はこれまでの貿易交渉と比べても異常であり、各国の市民社会はその問題を徹底して批判してきた。過程は完全なブラックボックスで、出てきたテキストはこれまで米国が貿易交渉で使い回してきた「フォーマット」を少し変えただけ。
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協定文は膨大で、抽象的でどのようにも取れる文言が非常に多い。それこそが米国の狙いで、後の「実施」プロセスでどのようにもできる要素が多い。だからこそ、野党が主張するように、なぜそうなったのかという経緯を知ることが、TPPそのものの審議や今後の国内対策を考える上で必要なのだ。
— 内田聖子/Shoko Uchida (@uchidashoko) April 8, 2016
「保秘義務があるのでそれは言えない」と政府は言うが、「秘密」の定義も「秘密」。これでは審議不能だ。そして、にもかかわらず、交渉官でもない一議員の西川氏が交渉の経緯も含まれる内容の本を出版するという。この滅茶苦茶な状況について、はっきりさせない限りは審議はできない。
— 内田聖子/Shoko Uchida (@uchidashoko) April 8, 2016
まさに異常な事態ですが、これに加えて、「自民党はTPP反対と公約したけど、自分の口からは直接は言ってないもんねえ、と言い出すお子ちゃま総理。」という問題も発生。これについては、今朝の「しんぶん赤旗」の一面がすかさず以下のように事実を突きつけて批判しています。
首相は「TPP断固反対と言ったことは1回もない」と国会答弁したが
この選挙公報は何なのか
しんぶん赤旗 4月9日付安倍晋三首相が7日の衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で「TPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございません」と答弁したことに対し、「ひどすぎる。選挙で断固反対といってたよね」「自民党は毎日がエープリルフールか」「民主主義だけでなく選挙も全否定か」との批判がわき起こっています。
安倍首相はこれまでTPPについて「聖域なき関税撤廃を前提とするTPPには反対する」と繰り返し表明。自民党は2012年の総選挙で「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない」とのポスターを全国に張り出し、北海道比例ブロックの選挙公報で、安倍首相の顔写真入りで「私たちの暮らしを脅かす『TPP』を断固阻止する!」との公約を掲げていました。
今国会に出されているTPP承認案・関連法案をめぐっては、この公約が守られたのかどうかが厳しく問われています。安倍首相の答弁は、こうした自らの言明も選挙公約もかなぐり捨てて、TPPを国民に押し付けようとするものです。
安倍首相が自分の口で「TPP反対」と言っている事実も、いくらでも出て来ますが、ひとつだけ報道記事を紹介しておきます。
TPPは公約堅持 安倍氏JA会長に
2012年12月21日付 北海道新聞朝刊全道自民党の安倍晋三総裁は20日、全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長と党本部で会談し、環太平洋連携協定(TPP)に関し「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加には反対」との衆院選公約を首相就任後も貫く考えを強調した。
万歳氏が「これまでの方針を堅持してほしい」と要望したのに対し、安倍氏は「そういう方向で考えている」と応じた。
安倍氏は来年1月で調整している日米首脳会談で、TPPに関して米側の要求を聞く意向を示しているが、万歳氏は会談後、記者団に「そういう話は一切しなかった」と述べた。
それから、この共同通信のアンケートが強烈です。
衆院選2012
当選者 TPP反対「66%」 自民党では反対が84・3% 賛成は9・6%
共同通信社アンケート 衆議院議員選挙
2012年12月18日共同通信社が17日、衆院選当選者のうち立候補者アンケートで回答を寄せていた454人を分析すると、環太平洋連携協定(TPP)参加反対は66・5%だった。TPP参加賛成は24・9%。自民党では反対が84・3%に上り、賛成は9・6%だった。
それから、2013年に「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉参加に関する国会決議」で、農産物の重要5項目(コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖)は段階的な関税撤廃も含め認めないことや、「交渉により収集した情報については、国会に速やかに報告するとともに、国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行うよう措置すること」なども決められているのに、これについても安倍首相自身も「聖域」とした農産物の重要5項目のうち3割の品目で関税が撤廃され、コメでも関税ゼロの「特別輸入枠」まで新設され、わずかに残った関税も、発効7年後には撤廃に向けた協議を約束しています。「国会に速やかに報告し、国民への十分な情報提供」をするという国会決議についても、安倍政権によるTPP交渉は、入り口から出口まで徹底した秘密交渉が貫かれ、日本の参加条件とされた日米2国間の並行協議でも、何が話し合われ、日本が何をどう受け入れたかも分かりません。安倍首相は、自らの公約違反のみならず、国会決議にも違反していることは明らかでしょう。
そして、以下は、自民党のホームページに今でも掲載されている2012年の定例記者会見での安倍総裁の発言です。(2012年11月16日、11月15日の記者会見)
安倍総裁みずからの口で、「TPP交渉参加に反対である」と明言していますし、「総理(※当時の野田総理)は今年の年初にTPPについての情報を公開すると、そして国民的な議論を深めていくとおっしゃった。しかし今に至るまで情報公開はほとんどなされていません。マスコミの皆さんもおそらくこの情報を得ておられないだろうと。野党である私たち(※当時野党の自民党)にも情報提供はなされておりません。そして、国民的な議論を深めていく努力をそもそも野田さん自体がしていないじゃないですか。」と言って、「TPP交渉参加に反対である」と安倍首相は明言しているわけです。この指摘は、今の安倍政権にそっくりそのままお返ししたいと思います。
これがTPP甘利・フロマン交渉経過の黒塗り資料だ https://t.co/5XGzs7PvhP #民進党 pic.twitter.com/nap9SG3zAZ
— 民進党 (@MinshintoNews) April 8, 2016