一目でわかる野党共闘の効果、野党共闘は「足し算」以上=野党「基礎票」より平均21%増加(1人区32選挙区平均)、与党票取り込み

朝日新聞のサイトに、「2016参院選 全国32の1人区、野党共闘の結果は」というページがあります。このページで確認できる1人区の得票率グラフを、今回の参議院選挙結果と前回結果を並べると、今回の野党共闘の効果がとてもよくわかるので以下紹介しておきます。(※野党共闘候補が当選した選挙区だけです)

003青森004青森

 

005岩手 006岩手

 

007宮城 008宮城

 

009福島 010福島

 

011山形 012山形

 

013新潟 014新潟

 

015長野 016長野

 

017山梨 018山梨

 

019三重 020三重

 

021大分 022大分

 

023沖縄 024沖縄

それから、毎日新聞の報道も紹介しておきます。

2016参院選 選挙結果の分析
共闘「足し算」以上 野党、与党票取り込み

第24回参院選が10日、投開票された。今回の選挙で有権者はどんな投票行動に出て、それが結果にどうつながったのか。新議員の考え方にはどんな傾向があるのか。データを基に探った。

参院選では民進、共産、社民、生活の野党4党が32の「1人区」(改選数1)すべてで候補者を一本化した。4党の比例代表の合計得票と統一候補の得票を比較すると、28選挙区で候補者の得票が上回った。与党支持層の一部を取り込んだとみられ、選挙協力は単純な「足し算」以上の効果を生んだといえる。

1人区には民進党公認15人、共産党公認1人、無所属16人が立候補し、全選挙区で自民党候補と対決。民進党7人、無所属4人が当選した。戦績は11勝21敗で、負け越したとはいえ、2013年の前回選挙の2勝29敗(当時は31選挙区)から大きく改善した。

野党4党の比例代表の合計得票を統一候補の「基礎票」とみなし、選挙区の結果を分析した。32選挙区の平均では候補者票は比例票より21%多く、最多は山形の71%増。愛媛が66%増、長崎と沖縄がそれぞれ40%増で続いた。このうち山形と沖縄では野党統一候補が勝利した。

象徴的だったのは山形選挙区だ。野党4党が支援し当選した無所属の舟山康江氏は34万4000票を獲得し、山形県内での4党の比例代表の得票(計20万2000票)より14万2000票上積みした。一方、敗れた自民党の月野薫氏の得票は、自民、公明両党の比例票より8万票少なかった。

この8万票が舟山氏にすべて流れたと仮定しても、なお6万票余りの上乗せがあったことになる。

 

井上 伸月刊誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、月刊誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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