1~3月GDP2期ぶりプラス?→うるう年効果に過ぎず事実上ゼロ成長で激しく落ち込む家計消費

  • 2016/5/18
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NHKの今朝の報道です。

1-3月GDP2期ぶりプラス 年率+1.7%
NHKニュース 5月18日 8時57分

ことし1月から3月までのGDP=国内総生産の伸び率は、個人消費や輸出が増えたため、前の3か月と比べて物価の変動を除いた実質でプラス0.4%、年率に換算してプラス1.7%と2期ぶりにプラスとなりました。

 

このNHKニュースのタイトルだけを見ると、日本経済が少しは良くなってきたかのようですが、本当でしょうか? 今年の1~3月期は、4年に1度のうるう年ですから、まず直近のうるう年のGDP前期比を見てみましょう。

上のグラフにあるように、民主党政権時の2012年1-3月期1.0%と比べて、アベノミクスは0.4%と半分以下です。しかも、「うるう年効果で1~3月期のGDPは前期比0.3ポイント程度(年率1.2ポイント程度)押し上げられる」ので、事実上のゼロ成長になるのです。しかも上のグラフを見て分かるようにここ16年間で最低です。

それから、総務省が2016年1-3月期の家計調査を発表しています。同じように、うるう年の家計消費支出をグラフにしたみたものが以下です。

上のグラフを見てわかるように、アベノミクスで家計は激しく冷え込んでいるのです。これまでにも何度か紹介していますが、下のグラフにあるように、年平均で見た家計消費支出の激しい落ち込みぶりがアベノミクスの本質を如実に物語っているのです。

井上 伸月刊誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、福祉国家構想研究会事務局、月刊誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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