【現場から告発】たったひとりの国家公務員(昭恵氏付職員)に森友事件の全責任負わせる卑劣な安倍政権

  • 2017/3/28
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▲首相公邸も私物化する安倍昭恵氏(「安倍昭恵チャンネル」のサイトより)

すでに以下の3つのエントリーで、森友事件の背景には、安倍政権による国家行政の私物化があることを指摘してきました。

◆各省大臣の秘書は1人で「私人」の安倍昭恵氏には秘書5人=国家公務員を首相のプライベートコマンド(私兵)化する官邸の官僚支配がまねいた森友学園問題

◆安倍政権は国家公務員を休日にタダ働きで東京から大阪まで連れ回すブラック政権=安倍昭恵氏が国家公務員を私物化、安倍政権の4年間が同じ運用なら税金のムダ使いはすでに1億円以上

◆森友事件の影の主役は内閣人事局=霞が関キャリア官僚は「安倍政権の奉仕者」で縁故・腐敗・汚職・大統領暗殺まねいた200年前のアメリカ猟官制時代と同じ

ジャーナリストのまさのあつこさんによる「安倍内閣総理大臣夫人付FAX「個人で保有」:行政文書の定義逃れには無理がある」は鋭い指摘だと思います。この点にかかわって、私たちの仲間(全経済産業労働組合の飯塚盛康さんと全労働大阪基準支部)が国家公務員の現場の実態を踏まえて、昭恵氏付職員個人では不可能であることを指摘していますので紹介します。

▼全経済産業労働組合の飯塚盛康さんのフェイスブックでの指摘その1(※本人に了承を得ての転載です)

今、昭恵夫人付きの谷査恵子さんが財務省に問い合わせたこと自体が、財務省に忖度あるいは圧力になったのではないかと問題になっています。

政府は籠池氏が昭恵夫人の携帯の留守電に入れた要件に基づいて、谷さんが動いたのではなく、籠池氏から直接谷さんに郵送された内容に基づいて、谷さん個人が動いたと言っています。

留守電の内容だろうが、郵送の内容だろうが、課長補佐クラスの谷さんは、昭恵夫人と内閣官房のそれなりの役職に、財務省への質問内容と回答について、相談報告しているはずです。なぜなら、それは国家公務員としての最低のルールだからです。

一方、財務省も昭恵夫人付きの谷さんから、質問があったから答えているわけで、一私人の質問に来年度の予算措置まで言うわけがありません。

この財務省の回答も同様に室長個人のものではありません。

一般的に役所は政治家とその秘書からの問い合わせについては、〇政(まるせい)案件と言って、その問い合わせ内容と回答について、かなり上に報告しているはずです。

この案件も、総理大臣夫人秘書からのものですから、財務省の上の方も知っているはずです。

もし、谷さんと財務省の室長との個人でのものだとしたら、まだ予算措置する段階のものを室長は一私人に漏らし、それを知った谷さんが一私人である昭恵夫人に報告し、籠池氏に教えたことになります。

財務省の室長と谷さんは守秘義務違反、国家公務員法違反になりますよ。

昭恵夫人のfacebookに夫人と一緒に写る谷さんの写真があります。3年間の昭恵夫人秘書という役職から経産省に戻る谷さんの送別会で昭恵夫人と一緒に写っている谷さんは、涙を浮かべているように見えます。

3年間、昭恵夫人のために仕事をしてきた谷さんに、全責任を負わせて安倍首相を守ろうとしている昭恵夫人と菅官房長官に対して、元経産省の職員として腸が煮えくり返る思いです。

▼全経済産業労働組合の飯塚盛康さんのフェイスブックでの指摘その2(※本人に了承を得ての転載です)

谷さんのFAXは個人がやったことで昭恵夫人は知らないということになっています。このFAXですが、政府も提出しましたね。

では、このFAXの原本はどこにあったのかを考えてみます。

◆谷さんから提供された。

はじめに谷さんが個人のPCやUSBに入っていたものを提供したのかを考えます。

ここは、私がいた省庁からの推測になりますが、内閣官房も同じかそれ以上のセキュリティになっていると思います。

役所で使うPCは情報が流出しないようにシンクライアントPCか、少なくとも役所が貸し出すPW付きのUSBだけが使用できるだけで、外部の記憶装置(USBや外付けHDD、DVD)は使用することはできません。

もし、谷さんが個人的にその原本を持ち出そうとしたら、メールに添付して、個人のメールアドレスに送るしかないと思いますが、あの時、このFAXが問題になるとは思っていないので、この原本だけを持ち出すことは、考えられません。

持ち出すとしたら、勤務した3年間で作成した書類全部を持ち出しているはずですが、そんなバカなことをする人はいないと思います。

◆内閣官房のサーバーに保存されていた

以上のことから、谷さんから個人的に提供されたとは考えられないので、内閣官房のサーバにある文書フォルダに入っていたと考えられます。

それでは、その文書フォルダに個人的な文書を保存するのかという問題ですが、例えば同期会の案内文書などを保存することがあるかもしれませんが、少なくとも異動する時には削除するでしょう。

それでは、内閣官房の時に使用していたpcのドキュメントフォルダに保存したものなのか?谷さんが使っていたPCは異動した時にPCを管理する部署に返還して、そこが初期化して他の人に貸すので、pcのフォルダにはありません。

◆なぜ内閣官房のサーバーに保存されていたのか

谷さんは「個人」で作った文書ではなく、業務で作成した書類と考えたからサーバーに保存していたのです。

それを、同期会や懇親会の案内と同じ「個人文書」にして、谷さんに責任を負わせようとする政府や自民党は本当にひどいと思います。

▼全労働大阪基準支部のツイート

 

井上 伸雑誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、福祉国家構想研究会事務局員、雑誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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