衆院北海道5区補選のようにたたかえば自公に野党共闘は全国各地で勝てる

  • 2016/4/26
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連合通信の配信記事です。

野党共闘ならいい勝負になる
北海道5区の衆院補選結果
中野晃一上智大学教授

夏の参院選の動向を占う選挙として注目された衆院北海道5区補選が4月24日に投開票され、自民・公明両党などが推す候補が当選した。初の野党統一候補となった池田真紀氏は惜敗した。この結果をどう見るのかを、安保法制に反対し、市民運動にも携わっている上智大学の中野晃一教授(政治学)に聞いた。

5区はもともと自民党町村信孝・前衆院議長の選挙区で、自民党の地盤と思われていた地域。そこで相当善戦したことは、今後野党共闘で闘うことの可能性を示したし、一定の成果があったと思う。

他方で限界も見えた。議席を得られなかったのは、時間が足りなかったことに加え、野党間や市民運動との連携の問題も浮かび上がらせた。

今回、市民運動は短期間で大きなインパクトを与えた。時間があれば、もっと浸透できたし、違う結果になったのではと思う。普通なら投票率の下がる補欠選挙で、前回衆院選から少ししか落ちておらず、50%台(約58%)に乗せている。これを60%台にできれば勝利は見えただろう。

夏の参院選1人区でも野党候補統一の動きが進められている。今回の補選結果をみれば、この手法は間違っていないことがはっきりした。ここまでいい勝負ができたのは、市民運動の後押しがなければ想像できないことだ。

参院選は期待できる。ただ、急がなければならない。民進党と共産党の支持者はかなりの割合で池田候補に投票したが、それでも当選できなかった。両党はベースの支持層をもっと広げる必要がある。無党派層にとって、魅力的な受け皿となるようさらに努力してほしい。

「連合通信・隔日版」2016年4月26日付 NO.9072

 

それと、昨日アップしたシミュレーションがいい加減すぎたので、やり直しました。(※自公支持者が野党共闘に投票した分と、逆に野党支持者が自公に投票した分を加えるのをすっかり忘れていました。まぬけなことをやってしまい、すみませんでした。m(__)m )

なので、昨日のをきちんとやり直すと以下になります。

それから、東京新聞が共同通信の出口調査を次のように報道しています。

北海道5区補選 共産支持の97.9%が池田氏に
東京新聞 2016年4月25日 朝刊

24日投開票の衆院北海道5区補欠選挙で共同通信社が実施した出口調査によると、初当選した自民党新人の和田義明氏が自民支持層の87・2%、公明支持層の89・0%を固めた。野党統一候補で無所属新人の池田真紀氏も民進支持層の95・5%、共産支持層の97・9%の票を得ており、両候補とも支持層を手堅くまとめた。「支持政党なし」の無党派層は、73・0%が池田氏に投票した。

 

この共同通信の出口調査を、NHK世論調査の直近4月の政党支持率にあてはめてシミュレーションしてみたのが以下になります。

いずれにしても野党共闘が自公に勝っていて、中野晃一上智大学教授が指摘するようにまさに「野党共闘ならいい勝負になる」わけですね。

井上 伸雑誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、福祉国家構想研究会事務局員、雑誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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