最低賃金はアベノミクスで民主党政権より上がった?→事実はアベノミクスの実質最低賃金の引き上げ率は民主党政権の半分以下、全世界同時アクションで #最低賃金を1500円に

  • 2016/4/14
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最低賃金の大幅引き上げをめざす行動が、4月15日、16日と取り組まれます。

明日4月15日は、上のツイッターにあるように、「最低賃金をあげる全世界同時アクション}が行われます。過去最大の6大陸40カ国300都市以上で展開されます。全労連は、午前8時から東京・池袋駅東口宣伝、午後1時50分から厚生労働省前行動・国会請願デモ、午後5時半から新宿駅東口宣伝を行い、全国37自治体45カ所で宣伝をする予定になっています。

4月16日は、エキタスが以下のツイートにあるように、各地でデモを実施します。(札幌ではすでに実施されています)

https://twitter.com/btmup1500/status/720414912871145473

それで、最低賃金に関するツイートをリツイート拡散して、世界同時アクションを盛り上げようと思っていたら、以下のようなツイートに出くわしました。

さて、上のツイートは正しいでしょうか?

労働者の賃金で最も大事なのは、物価上昇を差し引いた実質賃金が増えているかどうかです。当たり前ですが、物価上昇分より賃金上昇分が低ければ労働者の暮らしは悪化するのです。なので、最賃賃金についても物価上昇を差し引いた実質最低賃金で比較しないと、最低賃金で働かされている労働者の暮らしが改善したかどうかは分からないのです。

実質最低賃金を計算したみた表が以下になります。

そして、上の表から、実質最低賃金の対前年引き上げ率をグラフにしたのが下です。

赤の棒グラフがアベノミクスで、青が民主党政権です。上のグラフを見て分かるように、アベノミクスは2014年の実質最低賃金はなんとマイナスを記録しているのです。

上のグラフをさらに分かりやすくするために、アベノミクスと民主党政権の3年間の実質最低賃金の引き上げ率を見たものが以下です。

上のグラフにあるように、民主党政権(2010-12年の3年間)の実質最低賃金の引き上げ率は6.10%で、アベノミクス(2013-15年の3年間)は2.53%です。民主党政権の方がアベノミクスより2.4倍も実質最低賃金を引き上げているのです。

井上 伸雑誌『KOKKO』編集者

投稿者プロフィール

月刊誌『経済』編集部、東京大学職員組合執行委員などをへて、現在、日本国家公務員労働組合連合会(略称=国公労連)中央執行委員、労働運動総合研究所(労働総研)労働者状態分析部会部員、福祉国家構想研究会事務局員、雑誌『KOKKO』(堀之内出版)編集者、国公一般ブログ「すくらむ」管理者。著書に、山家悠紀夫さんとの共著『消費税増税の大ウソ――「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。ここでは、行財政のあり方の問題や、労働組合運動についての発信とともに、雑誌編集者としてインタビューしている、さまざまな分野の研究者等の言説なども紹介します。

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